ミチ

神さまがくれた娘のミチのレビュー・感想・評価

神さまがくれた娘(2011年製作の映画)
3.8
知的障がい者の父親とその娘の物語というとす、やはりアイアムサムを思い出すが、まさにインド版アイアムサムといった内容。

物語は父クリシュナが街を彷徨う場面から始まり、その後、どうしてそうなったのかが回想シーンとして語られていく。

この映画はとにかく父と娘を演じた2人がよかった。
法廷で2人が再会したシーンは特に素晴らしかった。

突然歌い踊りだしたり派手なアクションが始まったりという、お決まりのインド映画とは違うと謳われていたが、控えめながらも歌や踊りはちゃんと入っていて、やっぱり民族性なんだなぁと思った(笑)

でもそれも映画の雰囲気に合っていたし、クリシュナとニラーの手遊び歌は、全てを見た後に思い出すとそれだけで涙が出てくる。

父と娘の絆をとても丁寧に描いているので、物語に深みが出て、ラストシーンもとても心に残った。
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