ミチさんの映画レビュー・感想・評価

ミチ

ミチ

静かで綺麗で重い映画が好き。
同じ嗜好の人と繋がれたらうれしいです。

2017年観た映画はDVD33本、CS・VOD19本、劇場6本。

プロフ画像はその中のBEST10です。

今年はせめて月1で映画館行きたい。

レビュー溜め込み癖もなおしたい。

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.9

愛する人を突然失った主人公マリーナ。

しかし彼女には、悲しみに暮れる時間も、愛する人にお別れを言う時間も与えられなかった。

それは彼女がトランスジェンダーだったから。


マリーナを演じたのは、自
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.4

ホドロフスキーが人生の全てを放出する物語、第2章。


こんなのまともにレビューなんて書けないや。


ホドロフスキーの作品は、私の目に映った瞬間に、私の中に入り込む。

そして次の瞬間には、私の血と
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

鬼才アレハンドロ・ホドロフスキーが描く、自身のアイデンティティの物語。


続編である『エンドレス・ポエトリー』が地元の映画館で上映されることになったので、その前に観ておこうとVODで鑑賞。

あー映
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

配偶者を見つけることが出来なければ、動物に変えられてしまう世界。

妻に捨てられたデヴィッドが連行されたホテルは、パートナーを見つけるための施設だった。


冒頭、ワイパーの演出に惹きつけられていたら
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.5

東西冷戦下のイギリス。

英国諜報部『サーカス』に紛れこんだ二重スパイを見つけ出すため、引退した老スパイが立ち上がる。


原作は、Ml6に所属していた経歴を持つ作家、ジョン・ル・カレによるスパイ小説
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パターソン(2016年製作の映画)

4.4

パターソンに住むパターソンの1週間の物語。


ジム・ジャームッシュ作品を初めて観たのは10代の頃。

当時から好きだった永瀬正敏の作品を追いかけてたどり着いた『ミステリートレイン』だった。

当時の
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

一流レストランの料理長だった主人公が、SNSの炎上で職を失い、再起をかけてフードトラックを始めるという物語。


『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督が監督・脚本・製作・主演を務めたという、かなり
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.6

婚約者を戦争で亡くした女のもとに現れた、友人を名乗る謎の男。

男がやってきた目的は。そして彼の正体は。


冒頭から美しい映像と音楽、そしてパウラ・ベーアの魅力に心を奪われた。

説明的にならない代
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

ボストンの地方新聞「ボストン・グローブ」において、長期取材を行い特集記事を書く精鋭部隊「スポットライト」。

新しく就任した局長が彼らに命じた取材は、長年に渡り隠蔽され続ける教会の性的虐待事件だった。
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記憶探偵と鍵のかかった少女(2013年製作の映画)

3.2

他人の記憶に入り込む能力を持つ「記憶探偵」のジョンが、依頼を受けて入り込んだある少女の記憶。

簡単に終わるはずだったその仕事は、やがてジョンの運命を大きく狂わせていく。


物語の鍵となるのは、人の
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.0

5年生存率50%の癌を患った27歳のアダムと、彼をとりまく人々の物語。


酒もタバコもしない真面目な青年アダムは、ある日腰に痛みを感じて病院へ行く。

そこで告げられたのは「癌」という言葉。

そし
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.8

小学4年生の少女たちの、夏休みから新学期までを描いた作品。


冒頭のドッヂボールシーンが本当に秀悦。

特にドッヂボールが始まってからの主人公ソンを追う絵が素晴らしい。

もうこれだけで、作品の背景
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.4

人間の実験により高度な知能を持った猿・シーザー。彼らと人間は、共存できるのか。


オリジナルシリーズは「猿の惑星・征服」まで鑑賞済み(中途半端)。

オリジナルも素晴らしいが、全く新しい「猿の惑星」
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.4

自分が起こしたひき逃げ事件を隠蔽しようとしたことから、とんでもない大事に巻き込まれていく刑事の物語。


たまたまCSでやっていたので鑑賞。

シリアスなものを想像していたら、以外にもドタバタコメディ
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.5

一人の男が夜の高速に車を走らせる。その86分間が、彼の人生を大きく狂わせて行く。


たまたまCSをつけたらやっていて、何気なく観ていたら面白くてそのまま最後まで観てしまった。

題名のとおり、高速道
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11'09''01/セプテンバー11(2002年製作の映画)

4.2

11人の映画監督が11分9秒01の中で描く、それぞれの9.11。


ダニス・タノヴィッチが参加していることもあり、観たかった作品。

息子が中古で買ってきてくれたので鑑賞することができた。


この
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

国際指名手配中の天才ハッカー・ベンヤミンが、ある日突然警察に出頭する。

彼が語り出す事件の真相。果たしてそれは真実なのか。


以前から邦題が気になっていた作品。たまたまCSでやっていたので鑑賞。
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

八王子で起きた残忍な殺人事件の1年後、東京・千葉・沖縄に現れた3人の男。

今目の前にいるのは、殺人犯なのか。


原作未読で鑑賞。

俳優たちの熱量が凄い。隅から隅まで凄い。

おそらくそれは原作の
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

男子高校生2人の放課後の不毛な会話集。


菅田将暉と池松壮亮という旬な俳優2人が、壁ドンもせず不治の病にかかることもなく、ただ喋る。ただただ喋る。

ほとんどの出来事は河原の周辺で始まり、河原の周辺
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

たくさんの夢が集まる街『La La Land』をを舞台に、夢の途中で出会った男女の切ない恋を描いた作品。


去年、世界中で高い評価を受け、多くの賞を獲得した超話題作。

同じく話題となった『セッショ
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unknown アンノウン(2006年製作の映画)

2.9

閉ざされた廃工場で目を覚ました、記憶を失った5人の男たち。

誰が敵で誰が味方か。徐々に鮮明になっていく記憶の中で、明らかになる真実とは―。


気楽なサスペンスが観たいなーと思ってこれを思い出した。
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.6

言葉をピアノに変えたひとりの女性の、愛と解放の物語。


個人的に恋愛ものをあまり観ないので、自分の好きなタイプの映画ではないだろうなーと勝手に思っていた作品。

今年『Mommy』を観て、グザヴィエ
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シャレード(1963年製作の映画)

3.6

夫の謎の死から連続殺人に巻き込まれていく女性の運命を描いた物語。


50年以上前の作品だが、オープニングからまあお洒落。

そしてオードリー・ヘップバーンの異次元の可愛さ。

GIVENCHYの衣装
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海賊じいちゃんの贈りもの(2014年製作の映画)

4.4

崩壊寸前の家族が、祖父の誕生日を祝うため訪れたスコットランドで、大騒動を巻き起こすドタバタコメディ。


この映画好きだー。

正直似たような作品で苦手なのが多かったので、あんまり期待していなかったの
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

白黒の静止画で描かれる未来の物語。


「12モンキーズ」の原案であり、多くの映画監督に影響を与えた伝説的作品。

普段SFをあまり観ない私は、こんなSF映画があったのかと驚きと感動をおぼえた。
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.3

3000年前のお宝を求めて、伝説の地ハムナプトラへやってきた人々の冒険を描いた物語。


今年トム・クルーズ主演で公開された「ザ・マミー」の元になった作品……かと思いきや実はこちらもリメイクで、大元は
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

宇宙からの侵略者ギタイから地球を守るため、図らずも前線へと送られてしまった軍の報道官ケイジ少佐の運命を描いた物語。


日本のライトノベルがトム・クルーズ主演でハリウッド映画化されたということで話題に
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.0

愛する人を殺された男が、真犯人に復讐すべく裏社会に入り込み、ゴタゴタに巻き込まれていくお話。


CSでたまたまやっていたので鑑賞。

原作を読んだのはもう何年も前だが、印象的な言葉も多く割と鮮明に覚
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.2

かつてアウシュヴィッツ収容所で一緒だった老人2人が、家族を殺された恨みを晴らすため、その犯人である元ナチスの“ルディ・コランダー”に復讐を果たそうとする物語。


近年様々な形でホロコーストやナチスド
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別離(2011年製作の映画)

4.5

娘を連れて外国に移住したい妻と、アルツハイマーの父のためイランに残ろうとする夫。

人々のすれ違いと小さな嘘から生まれる、かなしみの連鎖の物語。


「セールスマン」公開に合わせて地元の映画館で上映し
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.6

過去の男との思い出の中で生きる女と、そんな女を丸ごと愛してしまった男の物語。


Filmarks試写会にて。


原作を読んだのは2年前。

言葉の端々がぐさぐさと突き刺さり、最後はページをめくりた
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.7

命の期限を目前に控えた終末期の患者たちと、彼らを献身的にケアするひとりの看護師の物語。


近年日本でも、QOLや終末医療という言葉をよく聞くようになった。

意識も無いままたくさんのチューブに繋がれ
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.6

分断されたパレスチナで、壁を越えて恋人に会いに行く青年の、悲しい運命を描いた物語。


2005年に公開された「パラダイス・ナウ」は、私にとって衝撃的な作品だった。

遠い国の出来事としてしか捉えてい
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.2

正式な離婚手続きのため4年ぶりに再会した夫婦を中心に、絡み合う人間模様と秘められた過去を探る物語。


映画はパリの空港に降り立った男性と、彼を迎えに来た女性の出会いから始まる。

お互いを見つけ歩み
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.8

女はバレエ。男はボクシング。そう決めつけられた時代に、バレエダンサーを目指したひとりの少年の物語。


演出家として100本以上の舞台を手がけ、トニー賞を2度受賞しているスティーブン・ダルドリーの初映
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

美術鑑定士として絵画に全てを捧げてきた男が、姿を現さない依頼人に次第に惹かれていくという物語。


「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレとエンニオ・モリコーネの黄金コンビによるミス
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