ねつき

ピッチ・パーフェクトのねつきのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
3.8
「結末がいいのに」

おもしろかった。音楽最高やね。
ストーリー王道だし、こうなるんでしょってゆうのは100%といっていいほど予想できる展開じゃん?でも結末が知りたいから映画を観るんじゃないんだよな。最後まで観てみなきゃ、やってみなきゃわからないんだよな。頭でわかるのと、肌で感じるのとではちがうんだ。「はいはい、こんな結末でしょ〜」って言っちゃうのは簡単、映画も、大学生活も。自分が体感して、初めて「わかる」なんだ。涙が出るんだ。自分の想像だけじゃ、涙は出ない。感動もしない。

「やりたい」と思って目指してきた者だけが何かを成し遂げられるわけじゃないんだよな。やってるうちにハマったり楽しくなったりすることってたくさんあるんだよな。きっかけなんでなんでもいいのよ。どこで自分のハートが燃えるかわからないのよ。その入り口への一歩を軽くして、とにかくいろんな世界に飛び込むが吉、若ければ若いほどきっとそう。

なにかとめんどくさがるといいことないよな。変えるのもめんどくさいことのひとつだしな。伝統にすがっていれば、変な話負けたときにも逃げ場があるような気がする。1から作り出すことがいかに難しいか。何か変えたり新しく始めるのって億劫だよな。そこへの活力ってなかなか生まれないのよ。

とりあえず最後の舞台泣きました。セックス好きなあの子が、私の友達に似ててとても可愛かった。
ねつき

ねつき