千年女優

レモネード・マウスの千年女優のレビュー・感想・評価

レモネード・マウス(2011年製作の映画)
3.5
各々に家族とわだかまりを抱える高校生で、同じ日に居残りを命じられてレモネードの自販機が置かれる地下の一室へと集められたオリビア、ウォン、ステラ、モー、チャーリーの五人。ふと始めたセッションで意気投合してバンドを結成した彼らが、スポーツばかり優遇される高校で自分たちの価値を示そうと奮闘する様を描く青春映画です。

マーク・ピーター・ヒューズのヤングアダルト小説をディズニーが配信用として映画化した作品で、メキシコ人女性監督エイプリル・ブレアが、ブリジット・メンドラー、ナオミ・スコット、ヘイリー・キヨコ、アダム・ヒックス、ブレイク・マイケルという国際色豊かで音楽の素養のある面々の魅力を引出してティーンからの支持を得ました。

いかにもYAな子供じみたお話で予算からセットも安っぽく、ディズニーお得意のミュージカル演出と言えば聞こえは良くても演奏シーンは展開やキャラとかけ離れていて、楽曲も流行ポップスの詰め合わせに過ぎません。それでもキャストの素晴らしいパフォーマンスがそれを補って余りあります。ありふれている、でも、だから、キャッチー。
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