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不安の種のslowのレビュー・感想・評価

不安の種(2013年製作の映画)
3.1
"「ぼくの家には
おちょなんさんがいます…」"

ショート漫画の実写ホラー。
原作が「あれは結局なんだったのか」
とゆう謎スタイルでいつも終わり、
それがぞわっとする漫画です。
オムニバスで話は繋がってませんが、
こちらは全て一つの町で起こります。

よくあれだけの話を
繋げられたなと感心しました。
ですが、基本は謎です。
町全体がおかしいので、
観てるうちに自分自身も
奇妙な世界に引きずり込まれてしまう感じが
好きでした☆

一番好きだったのがヒロインです。
石橋杏奈さんが謎めいた女性を演じており,
美人で普段は優しい口調なんですが、
霊感体質からか、たまに豹変するのです!
それが怖いのに笑える…w

幽霊におびえるバイト仲間を
優しく慰めてたのに、
その男のヘタレさに苛々して
ブチ切れると、

「もうお前なんか、しねしねしねしねしね!!
死んでしまえ!!」Σ(゜Д゜)

と、突然どSキャラに変貌するのです。

私はこのギャップに
まんまとやられました(*´∀`)♪

そして本作はループモノになってます。
流されるまま気づくと。。。あれ(;゜∇゜)?…的な感じw

この「ズレた奇妙さ」はわりと好きでした♪

エンディング曲もムックが歌ってますので、
不気味なロックがとてもカッコいいです♪
カッコよかったのでこの点数になりました。

原作は実写よりも怖いですよ…
ただすべてが怖いわけではなく、
『不安の種 (1)フタの章』に収録された
クマの人形のエピソードはかなり感動します!!

たった数ページだけで
ウルっとさせるのは作者の才能が
神がかってる証拠です。
ホラーも感動も描けるとは。。。
この作者はすごいなぁ…
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