極限の無重力空間
コワルスキーとストーン博士は、宇宙空間での作業中、猛烈なスピードで迫る破片に襲われる。地球へ帰還するべく、2人はソユーズへ向かう。極限の宇宙サバイバル映画。
リアルな宇宙を感じた。
私たちがテレビやニュースで見るのは、にこやかに宇宙船の中で「宇宙らしいこと」をする飛行士たちの姿だけで、実際はワクワク以上に怖いと思う。
宇宙に投げ飛ばされた博士は、紛れもなくコワルスキーの言葉に励まされただろう。
他の作業員が破片に頭部を貫通されていたり、ミイラになっていたり、あんなの見たら一生宇宙行きたくなくなる。
でもきっと登山と同じ原理なんだろうな……
そこに宇宙があるから人は飛びたくなる。
そこから見る地球や太陽の景色は、何にも変えがたいほどに美しいだろうから。
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オタクのぼやき:
空気や水の抵抗がないというのは、正直怖すぎる。一旦宇宙空間に投げ出されれば、自力で戻ってくることができないということ。永遠に宇宙を漂うことになる。
破片も、抵抗がないからそのままのスピードでやってくる。豪速球が少しも失速することなく豪速球のままやってくるなんて、恐怖しかない……
サンドラブロックとジョージクルーニー。
なかなかいいコンビだった!
ベテランの言動が活力になることってあるよね。年齢や性別は理屈にならないけど、経験は何よりも説得力がある。
この映画はあれだ、見ないとわからないやつ!言葉では説明のしようがない。
終始、次に何が起こるのかとドキドキしたし、この映像美がなければ面白くない映画になっていただろうから、映像技術の発展あってこその本作だったかと!