ぶちょおファンク

パトリオット・デイのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3.5 中盤★3.5 終盤★4

映画好きにはお馴染みの“Wバーグ(P.バーグ監督&M.ウォールバーグ)”作品。

良い点
◯いつもとなんら変わらない“何気ない日常”を淡々と描く序盤。
◯長らくMLBのファンだがボストン・レッドソックスを地元の訛りでは“ソークス”と言うのを初めて知ったし、最後に映し出されるフェンウェイパークでの実際の映像にてボストンの元主砲D.オルティーズが大きく取り上げられていた!

気になる点
●J.K.シモンズ演じる警察官、緊急とは言え車内から“タバコのポイ捨て”って…。
●“黒い帽子の妻”を尋問したFBIより強い組織って…?
一般的にはCIAとかNSAなんだろうけど謎だ…?
●ラスト付近に警官がたくさん集まるバーでジョン・F.ケネディーの似顔絵が映されますが、この“ボストンマラソン爆破事件”にもケネディー同様“都市伝説(陰謀論)”があり、実はそれの“臭わせ”とか…???
単にマサチューセッツ州出身だから写しただけ…???
今作は“愛国心”を前面に押し出した“プロパガンダ”のような印象もあったりしますが、主人公の乗る車と容疑者の乗る車を間違えて警官が発砲したり、FBIは容疑者が注意人物リストに載っていたにも関わらず見逃してたり…のミスも描いていて(脚色かもですが)、案外“アメリカ正義のゴリ押しプロパガンダ”でもなく“批判や皮肉”も込めてるのかも…???


☆総評
実話を基にズッシリと見応えのある作品。

もちろんこの事件が起こったことは知っていたけど、こういう顛末まで認識してなかったので興味深い内容でした。

“善と悪”、“愛と憎”、爆弾犯らを“悪と憎”に映画内では位置付け、アメリカの立場上そうするのは理解してますが、爆弾犯らは自分らを“善と愛”だと信じ行動を起こしてるんだろうからなんとも言えませんね…。

ただ映画は実話ベースでも脚色されるのでそれはフィクションであり、ここで描かれていることが100パーセントの“真実”だと思い込むのは危険。
映画あくまでも映画(エンタメ)だということ。


2021年316本目(+短編16本)