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パトリオット・デイのbs3のレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.4
実話の映像化。経緯も結末も知っているはずなのに、手に汗を握る展開。パズル片が次々にはまっていく快感に似た感覚。犯人も警察も政治家も。色をつけることなくただただ淡々と描かれる。事件や銃撃戦の再現シーンも臨場感満点。テロに立ち向かうための愛の力を描く作品。
2013年4月、愛国者の日=Patriots' Day。ボストンマラソンで起きた爆弾テロ。防犯カメラから浮かび上がるふたりの犯人。犯人を追うFBIとボストン市警察。犯人はだけなのか?犯人は捕まるのか?
勧善懲悪やナショナリズムを訴えることなく、出来事を淡々と描くことで、より心に響いてきた。爆弾テロの前の人々の日常を描くことで、人物が生き生きしていく。それでいて過不足なく、余計なメッセージもなく、ラストの愛の力に繋がっていく。
個人的にツボだったのは、BigDogまたはCheetahが歩いている姿とJian Yangの英語が少しだけ上手になっていた(役柄)こと。
劇場で安全に体験し、自分に置き換えて考える良い機会。
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