やまぞう

パトリオット・デイのやまぞうのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.0
2013年4月15日に起きたボストンマラソンの爆弾事件は、まだ記憶に新しい。

日本でも大々的に報道されたが、当時のボストン警察、FBIの捜査や、爆破の被害者、事件に巻き込まれた人々を細かに描いているので、事件の顚末にたどり着くまでの緊張感は非常にリアルである。

当然の事ながら、ノンフィクションであるからして、超人的な感で事件解決の糸口を見つけたり、破天荒なアクションで犯人を追い詰めたりするジャック・バウワーやジョン・マクレーンは存在しない。

ただただ、現状で何が起きているのか分からず、それでも被害を食い止め、確固たる信念でテロリストを逮捕するべく戦う人々の姿は時にもどかしく、だが称賛に値する。

観て良かったと思うが、何だろうか、映画というより「世界まる見えテレビ特捜部」を見ている感は否めなかった。
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