やまぞう

事故物件 恐い間取りのやまぞうのレビュー・感想・評価

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
1.0
昨今話題の“事故物件住みます芸人”松原タニシによるベストセラー書籍の映画化。

売れない芸人がTVプロデューサーから「事故物件に住んで何か変なモノ取れたらTV出演させたる。」
という無茶振りを食らい、自殺・孤独死・殺人などが起きたいわゆる“事故物件(心理的瑕疵物件)”に住む事となる。

感想から言わせてもらうと、全く怖くなかった。

実話ベースという観点からだと「本当にあった!呪いのビデオ」の方が遥かに薄気味悪いし、
心理的瑕疵物件がらみのストーリー展開だと、中村義洋監督の「残穢‐住んではいけない部屋」の方が練り込まれたストーリー展開に引き込まれる。

「リング」の貞子以降から頻出するクネクネカクカク動く幽霊は、気持ち悪いっちゃー悪いケド、もう飽きた。
中田秀夫監督は、もういい加減、Jホラーの呪縛から逃れられないのだろーか。

ワケあり物件を転々とする主人公を、次第に蝕んでゆく霊現象よりも、
その物件を“事故物件”たるものにしてしまった原因の殺人事件とかの方がコワかった。
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