このレビューはネタバレを含みます
潜入捜査モノとしては結構王道だった前作に比べると中身が軽くなった感じ。どちらかというとバディムービーかな。レースシーンはスピード感は十分あるけど、自由自在なカメラアングルを考えるとだいぶVFXに頼っていて、生の迫力というのからはちょっとズレたかも。車が主人公みたいな話なのにクライマックスですらCG頼みだからなあ。
ストーリーも平凡で、深夜にテレビで流れてそうなB級映画の面持ちの方が強くなってしまった。まあ前作のロスからマイアミに舞台を移して、その太陽の明るさとか雰囲気で違いが出ているのは良いのかもしれないけど。メインのマシンは三菱のランサー・エボリューションⅦで、それが活躍するのが日本人としては少し嬉しい気はする。