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リアリティのダンスのmiyuのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
3.9
以前は、途中でリタイアしましたが…
『エンドレス ポエントリー』見てからの本作…

逆に、この作品が以前より興味深く鑑賞出来ました✨✨

ホントに斬新で、シュールで、現実と幻想がほどよくミクスチャーされ…世界観が唯一無二!

相変わらずオペラなお母さんと…
無神論者だが、スターリンラブなお父さんから、かなり 抑圧された教育を施されるアレハンドロ。。。
もぅ、とんでもない事の連続💨

麻酔無しの歯医者治療をうけさられたり…
消防団に連れて行かれ、亡くなったマスコット犬のかわりになれ…って言われたり…
かなり 横暴な父親。。。

その上…
この監督の構築された世界観においては、
妙な下ネタや、下半身露出度がかなり高いんです。。。
また、人間のおぞましさもデフォルメされて描かれていたり…
彼自身の幼少期からの厳しい経験を本作に
吐き出している感覚は否めない気がしました。。。

友達と オナッてるときに、ユダヤ人だと揶揄されたり…

ペストになり、死にかけたお父さんに、お母さんの放尿治療…←もぅ、衝撃。。。それで治るし…(^◇^;)💦

想像出来ない様な展開で…
お父さんの行動も 恐ろしいスピードで
次から次へと変わっていくんです。。。

ここから お父さんの話が中心にストーリーは進行します。。。
大統領の暗殺の為に旅立ち…
大統領の馬の世話係になり…
馬の死からの暗殺失敗…記憶喪失…
固まった手…
家具屋との出会いと 家具屋の死
ナチスに捕まり拷問…

目紛しい展開だが、見るものを惹きつける何かがあるんです✨✨

独裁政権は終わり、ラストはウチに帰る父…

あなた(父)は 独裁者とそっくりだと歌う母…🎵🎶

何か ものすごく 変わった世界を見た…って
そんな気持ちで満たされる変な映画です。。。
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