ぬーたん

サイド・エフェクトのぬーたんのレビュー・感想・評価

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)
3.3
『事件に潜む、もう一つの副作用』なーんて書いてあるし、ヒッチコック作品に似てると知って、期待大で臨んだ。
出だしが怖くてワクワクする。サイコスリラーって好き。
暗くて陰気な女性エミリーにルーニー・マーラ。『ドラゴン・タトゥーの女』ではオリジナルに負けぬ個性的なリスベットを演じたし、『キャロル』『ローズの秘密の頁』など演技派女優まっしぐら。父はニューヨーク・ジャイアンツの副社長、あのホアキン・フェニックスと交際、昨年子供が産まれ名前をリヴァーと付けた(泣ける)と話題にも事欠かない。今作ではうつ病の女性を演じ、最初から観てるこちらまでどんよりと憂鬱になるほどの迫真の演技。綺麗で弱々しく薄幸の雰囲気が似合う。そしてオールヌードの体当たり(骨っぽいが)
主治医にジュード・ロウ。イケメンだがM字額に目が行ってしまうのよ。いつか思い切って剃るのかそれとも?などとどうでもいいこと想像しつつ。精神科医の雰囲気にぴったんこ。こんな主治医なら毎日行っちゃうなあ。あ、高いから無理か。
前の主治医にキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。髪をアップにして黒縁眼鏡で、最初は分からんかったわ。眉毛が斜め45度位キュッと上がってて、もはや眉毛は福笑いのを付けてるのかいってくらいのキリリ度。スタイルが良くて若いね。
エミリーの旦那はチャニング・テイタム。遂に40歳になったか。185㎝でムキムキの体。『マジック・マイク』が好き。優しいけどちょっとアホっぽい役が似合う。
その母にアン・ダウト。『ハンドメイズ・テイル』のリディアが凄過ぎて、すっかりファンになったわ。リディアでエミー賞助演女優賞。その迫力あるドスの効いた演技が観れるかと期待したが、残念ながら大人しく終わってしまった。ルーニーとのバトルが観たかったなあ。
評価は結構良いし面白くないわけでもない。でも私は割と最初から見えちゃって、その通りに進んだからあまり面白くなかったかな。思い出せないが、何処かの本で似たのを読んだ気がする。ちょっと無理やりっぽい感じもあったし。それにしてもアメリカはうつ病が多いんだろうねえ。日本もコロナで増えてるらしいし、昨年は自殺が多かった‥。
ジューローが『この薬は髪が抜けるという副作用があります』って言った時に吹きそうになったわ。ジューロー、それ使ったんかいな?(笑)
夜中に観たので甘いオヤツはなし!白ワインにカシューナッツで!(やっぱり何か食べてる)
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