結湖

サイド・エフェクトの結湖のレビュー・感想・評価

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)
3.0
上質のサイコサスペンス。
奇をてらった展開はないものの、二転三転する展開は飽きることなく最後までじっくりとみせてくれる映画でした。
なかでも、ジョン・バンクス医師(ジュード・ロウ)がなかば狂信的に真実を追う姿は、見てるほうもちょっと引くほど。見ものだと思います。
最後は読めなくもない展開なので、どんでん返しにびっくりするほどではなかったです。
こういった映画を見ると、人間の心というのはなにひとつ確かなものはないのかもなぁ、なんて思ったりします。
結局、この世のありようというのは、自分の眼を通した自分の脳が作り出しているだけのものなんですよね。(あ、京極夏彦とか思い出しましたよ、「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」)
しかし、アメリカはセラピーが好きなお国なんだなぁって改めて感じました。抗うつ剤ってCMされてるぐらい普通なのか……。
2014/03/22:DVD
結湖

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