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ディアトロフ・インシデントのslowのレビュー・感想・評価

3.3
雪山で変死した9人…
謎の足跡…
雪に埋もれた鉄の扉…

政府の陰謀?宇宙人の仕業?
その真相は…!?
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POV映像で綴るSFオカルトホラーの
フェイクドキュメンタリー映画。

調べるうち雪男?宇宙人?呪い?
様々な可能性が浮上し、
背後に忍び寄る「誰か」の気配や、
おかしな音、謎の扉、
それらがメンバーの過去体験とリンクしたり,
ド迫力の雪崩や,銃撃戦!など
サスペンス展開になったかと思えば、
後半かなりブッ飛んだSF展開に
「マジかよ!」と思わず目が点に!w
これは面白い!!!(←オチ寸前までは)
『コワすぎ!シリーズ』好きなら尚楽しめる♪

だ・け・ど‼
オチが「は?」てなる……σ( ̄∇ ̄;)
せっかくこっから面白くなる所なのにィ!
「そこが終着点でした」というつまんなさ…
これがPOV映画のダメな所よね。
盛り上げるだけ盛り上げといてさ、
結局,私は何を見せられてたんだい?……
時間返してくんないかな…?ってなる。

調査隊が若者じゃなく、
コワすぎスタッフだったら、
絶対もっと面白くなったのにィ!

★特別企画★
【コワすぎスタッフがもし調査隊なら】
死人が出て皆テンション下がった時、
工藤「俺は死んでもこの事件の真相を
暴いてやるからなッ!」と言って
皆のモチベを上げてくれるだろうし、
化け物が出てもそこら辺の道具を武器にし,
工藤「おいどうした?バケモン!
俺はここにいんぞ?根性あんなら
かかってきやがれェ!」と怯まず
果敢に立ち向かってくだろうし、
"進むも地獄,戻るも地獄"になっても
工藤「俺は行くからな…?
ここでくたばってたまるかよッ!」と
威勢よく飛びかかっていくハズ!

このジャンルであんなオチにするなら、
テンション高い主人公じゃないとだめっ!
ブッ飛んだ展開の映画には
ブッ飛んだ主役がいなければっ!(°Д°)

本作の敗因:「"工藤氏の不在"」
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