WOWOWで鑑賞。
録画ストック消費で。
人の記憶をすべて記録し、それを参照したり、渡したりできる近未来の話。プライバシーがなくなり、犯罪の捜査も、目撃者や、当人の記憶データを探るだけで終了するようになっていた。
刑事のサルは、道を歩いているとデータ照合エラーになる女を見かけた。そして、起こるはずのない殺人事件が発生し、その捜査を行うことに。
犯人は、被害者の視覚をハッキングして、自分の視覚に差し替えている。
だから、被害者は銃を向けられている自分自身を見続けながら撃たれることになる…うん。なかなか斬新。
捜査の過程で、被害者の記憶が改ざんされていることがわかる。それを闇掲示板で請け負っている奴がいて、記憶を改ざんした顧客を自ら殺していると。
サルは、デイトレーダーに扮し、闇掲示板で記憶を消してもらうよう持ちかけるおとり捜査を行う。
そこでANON(アノン:アノニマスの略)に出会い、記憶を消してもらう。
他の技術者が、アノンの行方を逆探知していこうとするが、最後の最後で見つけられなかった。
サルはさらに記憶を消してもらうようアノンに依頼するが、刑事であることがバレてしまい、全く別の視覚情報を見せられて、殺されかける。
結局アノンは犯人ではなく、真犯人居ますよ!こいつですよ!って感じな展開に。
アノンが助けてくれたおかげで、サルは真犯人を倒すことに成功する。
こぎれいなディストピアな作品だなと思っていたら、「ガタカ」と一緒の監督だった。どおりで。
SFサスペンスとしては及第点だけど、伏線の未回収や、記憶システムへのツッコミどころがちょっと多いので、このスコアかな。
2021-014