橘

ANON アノンの橘のレビュー・感想・評価

ANON アノン(2018年製作の映画)
3.4
リアル「笑い男」。『攻殻機動隊っぽい』と言われるのも頷けるハッカー度合の高さでした(目の前にいる笑い男を見失うバトーさんのエピソードありました)。
アマンダ・セイフライドさんのお人形さんっぽさも相まって説得力増します。

ARで視界の全てに何かしら情報が紐付けられて表示されるのチカチカします。でもこれとか視界ハッキング、網膜がネットに繋がってないと出来ないと思うから皆さん眼球は作り物なのかな?目線動かすだけで記録に接続したり消したりしてたし。

主人公刑事さんの視界奪われない方法がアナログ。記録もアナログの方が消し難いとかなんとか。。
同僚刑事さん、スキャンダラスな方のボルジアドラマで暗殺者ローヴェレ卿されてた俳優さんだ(本来ローヴェレ卿は枢機卿なので暗殺者ではないし後々教皇ユリウス2世…あのドラマどうかしている)。改めてよく見ると渋くて良い感じ。



どこまでが彼女の掌の上なのか……邪魔なあいつを誘き寄せるのがこの全てだったのかみたいに思いました。
全てが記録される超管理社会。常時全てが閲覧出来るというのは安心かもしれないけど、誰かのが出来るなら誰かから自分のも見られる訳で…ゾッとします。
攻殻機動隊はスタイリッシュだけれど、現実があんな感じになるのは格好良く思えないのだなぁ。そうか。作品としては可もなく不可もなし。
橘