サイレント、モノクロ、郷愁の念に駆られるファッション·髪型·家具etc…とてもシンプルかつセリフが少ないことでカルメンシータの心情を想像させられる。そして奥行きを感じる。
私自身 お父さんっ子で かつ 父は身体が不自由なところが重なり、車椅子生活を余儀なくされた父·アントニオがカルメンと内緒で遊ぶことで笑顔を取り戻すシーンや、大舞台での闘牛で「決して牛から目を離してはいけないよ」と父を想起するカルメンのシーンは堪りませんでした。2人とも互いの存在が人生の糧になっていただろうと思うと…
本当に上手く白雪姫と絡めているし、古めかしいのに新しい。しばらく余韻が続きます…