GUMI

戦場のメリークリスマスのGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

セリアズが身を呈して処刑せんとするヨノイを止める場面…画力とメッセージが強烈で立っていられないほど衝撃的だった。ヨノイが温度感を持った"人間"を知る瞬間。
他にも画が力強いシーンが多く、否が応でも印象に残ってしまう。じわじわと体内にそのメッセージと共に染み込んでゆきそう。

本来の意味での罰ではなく、体裁を守るための殺戮で溢れていたのがよくわかる。人間として接すれば分かり合えるのに。人間として接すると恥になってしまう。
互いに根底にあるものを見透かしてか、奇妙で天の邪鬼な心の交流が数多く展開されている。(情報量が多くて処理し切れない)

日常では命を意識する場面は多くない、というか、意識すると大変だから気付かない振りをして過ごしてる。けどやっぱり色々と思うところがあって自然とこの作品を再生してた。
ボウイのハっとさせられるようなカリスマ的な魅力、アートセンス溢れる偉大な音楽家(思っていたより要所な役どころだった)も然り…惜しいですね。

日本語セリフが聴き取りにくいね…!
GUMI

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