GUMI

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

心の弱い人たちが目先のことしか考えずに自衛的な選択を繰り返した顛末…
涙こそ出なくても身体の芯が怒りと悲しみで震わされるのを感じる。

ほどよくアホで悪気が無くて一応本人なりには計算してるつもり感が出してる絶妙などうしようも無さを演じきったレオ様、素晴らしかった。
脇を固める俳優陣も、何を考えてるのかわからない不気味な視線も印象的。
デニーロはん、物凄い消耗しそうな役をよくぞ。この、拳を使わない殴り合いは鳥肌もの。

急に映画のための3時間半をすんなり確保できないよ〜スコセッシさん〜!と、思ってたけど鑑賞中は夢中で忘れてた。
過不足無いし、彼が描きたいものをしっかり描き切るにはこの尺が必要なんだと納得した。途方もない余韻が続く。
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