千年女優

シャドウハンターの千年女優のレビュー・感想・評価

シャドウハンター(2013年製作の映画)
3.0
母子家庭に育った女子高生で、謎の紋章が頭に浮かぶようになったクラリー・フレイ。幼馴染の友人サイモンと立ち寄ったクラブで奇妙な体験をした翌日、モンスターに襲われた所を青年ジェイスに助けられた彼女が、自分が妖魔と戦う選ばれし戦士の家系であることを知り、彼らと攫われた母親の行方を追う様を描いたファンタジー映画です。

多くのファンタジー小説シリーズを手掛ける女性作家カサンドラ・クレアの処女作となったヤングアダルト小説を、『ベスト・キッド』のハラルド・ズワルトがリリー・コリンズ主演で映画化した作品で、公開直後の出足は悪くなかったものの評判は乏しく、9000万ドルの興行収入を記録するも製作費から期待された収入は大きく下回りました。

独自設定を練り込むハイファンタジーでなく現実世界をベースとするローファンタジーもので、多くの類似作があるため馴染みやすいですが、その反面単に作劇がイージーなだけで独自性には乏しいです。YAお決まりの三角関係ロマンスもかったるいですが、現代的な闘うヒロインを好演するコリンズを大資本の魔法演出で盛り立てる一作です。
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