ぎー

ウルフ・オブ・ウォールストリートのぎーのレビュー・感想・評価

4.0
ウォール街の実在のトレーダー、ジョーダンベルフォートの伝記映画。成功してとにかく稼ぎまくったトレーダーが、人生では失敗に終わる物語。ジョーダンを演じるレオ様の演技の迫力が凄い!演出自体は金か酒か女かドラッグで、それの繰り返しだけど、その演出がいちいちド派手で、長い映画なのに全く飽きることがない。ジョーダンの仲間達はジョーダンを除いてマジでいけてない。初めて見たときは少し華やかな世界だとも感じたが、社会人になった今見ても全く羨ましくない。歳をとって落ち着いたと実感した。演技も演出もド派手で、どこかそれらを皮肉めいたバカにした視点で描いた、コミカルな要素もある面白い映画だった。

以下、備忘ストーリー。
〈起〉ジョーダンは投資銀行に入行、上司ハンナの教えのもとで成長するが銀行が倒産、ドウェインの経営する小規模証券会社に入社。たちまち結果を残し、偶然知り合ったドニーと仲間達を集めて、オークモント社を立ち上げる。
〈承〉オークモント社は物凄い勢いで成長し、同じくらいの勢いでパーティーや遊びも派手になっていく。愛想をつかしたテレサとは離婚するが、ナオミと再婚。靴ブランドスティーブ・マデンのIPOも成功させる。
〈転〉FBIや証券取引委員会に目をつけられ、度々調べられることになる。コスコフの紹介でソーレルの銀行に口座を開設、大金を移す。友人のドラッグの売人ブラッドがドニーとのトラブルから逮捕されるが、ジョーダン自身は難を逃れる。
〈結〉改心して酒やドラッグをたったが、
資金洗浄容疑をきっかけにとうとう逮捕される。逡巡はあったものの司法取引に応じ、創業メンバーを含む会社の仲間を密告。既に関係の破綻していたナオミとも離婚。最悪な日々を送りながら、セールストークのスピーカーとして日々を送っているシーンで終わる。
ぎー

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