他人と共有できない記憶は、夢や妄想と区別がつかない。それが一番大切な人の記憶だった時の孤独と絶望感など、誰が想像できようか。そしてそこから育まれる、推し量ることなど出来ない、途方もない総量の歪んだ愛。つまり、これは宇宙イチ悲しいラブストーリーだったのです（てことは百合か…え、どこが？）。
テレビシリーズや前の劇場版2作では、異空間描写の薄っぺらさとか動き方に拒絶反応を起こしちゃってたんだが、今回の暴力的な物量とさらにパワーアップした奇っ怪なヴィジュアルにはさすがに圧倒されてしまう。こりゃ参りました。もうひとつ前作と比較するなら、ちょっと見苦しかった歩いてるときの足元の作画を回避しているため、もはや作画面においては死角なし。ファンサービスも兼ねた魔女っ子戦隊マジョレンジャーも良かったですね。てかあのサイケデリックな画って、見てて結構精神削られてくる気がすんだけど（2回目鑑賞の時キツくてスキップしちゃった）。
