したまちコメディ映画祭のトリを飾る「映画秘宝まつり」にてプレミア上映された本作。
今までのチョイスと比べるとコメディよりもアクション要素の方が強いのでは？と思わなくもないが、蓋を開けてみれば前作『エクスペンダブルズ２』以上に「自虐＆身内ネタ」のオンパレードであった！
本当なら、テリー・クルーズ演じるシーザーの役だったウェズリー・スナイプスが、今回から参戦。
スナイプスには私生活の面で色々あった（そのせいで一作目に参加できなかった）のだが、劇中でもそれが完璧に再現されている。
続いてハリソン・フォード。こちらは前作まで出ていたブルース・ウィリスが出番の割に高額なギャラを要求したため降板し、急遽その代わりとして抜擢されたらしい。この一連の騒動も、もれなく劇中にて完全再現。一体どれだけメタなネタをブチ込んできているんだ……
他にも『デスペラード』のアントニオ・バンデラスや『トワイライト』シリーズの脇役吸血鬼ケラン・ラッツなど、エクスペンダブルズは続々と増えつつある。
バーニー童貞説はますます現実味を帯びてきているし、ガンナーは相変わらずMIT卒とは思えないほどのおバカ全開。
一方で「お前達そんな関係だったのか！」とビックリ＆ほっこりしちゃうサプライズも用意されている。
アクションに関しては、テキトーに銃をぶっ放してるだけで画になるメンツが揃っているので特筆すべきことはない。
それを「つまらん」と感じるか「今日も元気だなあ」と感じるかは人それぞれ。
アメリカでは公開前にネットで本編が流出した件もあってか興行的にはズッコケているのだが、個人的には二年に一回くらいのペースで続けてほしいシリーズである。
次回こそは噂されていたニコラス・ケイジやジャッキー・チェンの参戦を期待したい。
……双子の弟役でヴァン・ダム再登場でもいいのよ！
