饂飩粉

ジョーカー・ゲームの饂飩粉のレビュー・感想・評価

ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)
5.0
 予め言っておくと、この点数は「深田恭子の着衣おっぱい」に対する評価である。本当は軽く5億点を超えるほど、この映画は「深田恭子の着衣おっぱい」で点数を稼いでいる。
 とにかくこの映画の「深田恭子の着衣おっぱい」に対するフェチズムというか、執念は凄い。
 別に谷間を映すわけでもなければ、大胆なヌードを見せるとかそういうわけでもなく、物語が進むにつれて淡々と深田恭子の衣装を変え、ひたすら服の上からの主張が激しいおっぱいを観客に提供している。
 実際、深田恭子は演技力も大したことない大根役者なので、あえて「着衣おっぱい」にのみ拘った舵取りは称賛に値する。ちなみに深田恭子の公的なイメージを逆に利用した映画と言えば『ルームメイト』が挙げられるが、『ジョーカー・ゲーム』は深田恭子のおっぱい、それも着衣おっぱいを大々的に利用しようと考えたわけだ。
 初登場時の地味なメイド服の時点で胸の膨らみがとんでもないことは明らかになり、次のチャイナドレスでは胸元の辺りで生地がはち切れそうになっている。両の乳房が布を引っ張り、波を打っている→( = )こんな感じで。たまらん。
 そして次は縦ストライプのYシャツに身を包み、ボーイッシュを装いつつもしっかりとおっぱいは夢いっぱいに膨らみをアピール。この辺りでそこそこ深田恭子にもアクションシーンが用意されているのだが、カメラからは「深田恭子の乳揺れを収めよう」という意図は全く感じられない。そこにあるのは愚直なまでの「深田恭子の着衣おっぱいを撮る」という信念だ。
 そしてクライマックスでは、考えた人物が天才なのではないかと思うほどの媚び媚びな衣装に身を包む。詳細はここではあえて語らないことにするが、アニメであればバルンッバルンに揺れていたことだろう。しかし『ジョーカー・ゲーム』ではひたすら着衣おっぱいをじっくりと撮るのみ。おっぱいに対する欲望は一瞬たりとも「揺れ」や「谷間」にブレることなく「着衣」にのみ注がれている。ここまで来ると天晴れとしか言いようがない。その狂気すら感じるフェティシズムに乾杯したい。

 ちなみに映画自体はスパイものとしてそこそこの出来。
 さすがに亀梨君が愚かすぎやしないかという点も多々あるし、後半はご都合主義も甚だしい展開の連続。しかしそんなドイヒーな脚本は、映像に起こすにあたって上手いことカモフラージュされている。この辺りは監督の手腕によるものが大きいのだと思う。
 まあそんなことよりも「深田恭子の着衣おっぱい」の方がインパクト強いし眼福だったし、もうこの映画の思い出はそれでいい。それだけでいい
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