鑑賞中に、以前に観たことある記憶が蘇った。
あり得ないあり得ないと思わず口に出してしまいそうになるシーンや展開の数々。それが本作のギャグセンスというかコメディ要素の要であり、また数多くの小ボケと相まって、仕上がりがおもしろ作品になっている。受け入れられない人も中にはいるかもしれないが、私は両手をオープンにし真っ正面から笑える人間である。そのことが嬉しい。
『Strikes Again(アナログの逆襲)』と比べると、本作の方が思い切った脚本で、フィクションに振り切っている感が強かった。
何にせよ、頭空っぽにしてちゃんと楽しめる本作のような作品は私にとって貴重である。
伏線等もしっかりあり、それについてもしっかり回収していく。頭は全然使わない。
(以下ネタバレ含む)
相棒タッカーの若干の成長もあった。ヘンテコでこの人がよくMI7に所属しているなと思った程であったが、よくよく考えればイングリッシュという偉大なヘンテコ先輩がいる訳でなんら不思議なことではなかった。ヘンテコとは言うものの、結果を出す2人。それ故だろう。
ボルテックスの一員であるターゲットのダブルエージェントArtem KarlenkoがSergei Pudovkinという名でゴルフのマッチプレイコンペティションに参加していた。
ゴルフ場に着いた際に"Mr.Pussykin" というイングリッシュの間違え方に思わず吹いた。
エンドクレジットの音楽に合わせて料理をするジョニーが素敵。アトキンソンの良さしか出ていない。