久々に映画見たらアタリだった。
原作未読。
田舎の人間は粗野…ということは身をもって知っているけど、私の知ってるそれとはレベルが一段違った。
本物の林業家さんもこんなに荒々しいんだろうか。
伊藤英明の美貌って粗野な振る舞いをしてる時の方が最大限に輝くんだなぁ…ってくらい杣人の荒々しさが出ている。
迷子を探す山はさすが、何かがいそうな感じがする。
これだけ科学が発達しても、神秘を信じさせる山の映像だった。
祭りのシーンが最高潮。
画面を飛び出して伝わる祝い事の気配にゾクゾクさせられた。
陸の孤島のそこは、大事な人の最期に会えない確率がグッと上がることに自覚的でいるべきだ。
マムシ酒を置いてトンボ帰りもいいけれど、ちゃんと親と顔を合わせた方がいいよと老婆心。
オープニングとエンディングに使われたタイムラプス撮影は効果的だったのか分かりかねる。
腫れ上がった染谷将太の耳朶を見て「ブッダじゃん…！」と独り叫び。
直後に聖☆おにいさんを見たの私だけかな。
