なっすん

インセプションのなっすんのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.0
軍の実験段階である意識の中へ入り込む技術を使って相手の夢の中の奥深くへ眠る情報を盗み出す「エクストラクション」を行う者が、夢の中深くへ侵入しアイデアを植え付ける特殊ミッション「インセプション」を遂行する物語。
夢の中で夢と認識できない状況や、意識してからは明晰夢のようになんでも可能になるなど体験したこともあるような設定に親近感。
しかし、理解しづらい点もちらほらあり。
私も昔みたとき理解できなくて再度鑑賞、じっくり見ながらようやく納得。

今現在、夢の何階層へいるのか?その階層で行うべきミッションはなんなのか?ひとつ前の階層に戻るためには何をすべきなのか?そのあたりを踏まえながら鑑賞しないと置いてきぼりにされる印象。最初は夢の世界へ入ったことのない学生アリアドネが観客と一緒の立ち位置にいてくれるが彼女もどんどん手慣れてくるのでお気をつけて。

ディカプリオ演じるコブは普段からエクストラクションを行うべき優秀な産業スパイであるものの、ある事件をきっかけに心に問題を抱えている。そのため階層ごとにアクシデントをしっかり起こしてくれる(?)ので気を抜けない展開。見ごたえある作品。
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