いんげん

インセプションのいんげんのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.6
連休中はこういうエネルギー要る映画も観られちゃうんだぜ!

ノーラン監督の「テネット」がNetflixに来てるので観よう観ようと思いながら早一ヶ月。もたもたしてたらネトフリから無くなっちゃいそうなんだけど、なんとなく先にインセプション観てからテネットだ!と思い立ち、今日やってたオリンピック開会式を観てから映画も観ちゃうっていう。もう連休じゃなけりゃ絶対ムリだねってやつ。

バッハ会長の講話長かったですね。校長先生みたいやったわ。夜中なのに生徒たち熱中症で倒れちゃうわよ!
カザフスタンの女子選手、美人すぎてヤバない?あんなん姫様やん。それでスポーツ世界レベルとか凄すぎ。


とまぁ、まったく関係ない前置きからのインセプション。2010年、もう10年も前の作品なのに古くない。むしろ映像センスに溢れてて今なお新しいって感じ。
マトリックスか攻殻機動隊か!と言うような仮想空間(と言っていいのか)で、物理法則を無視した映像演出の数々。圧倒されますね。

夢の中に潜って行く設定も、下手すりゃクソダサ一歩手前なのに、めちゃくちゃカッコいい。設計士とか調合士とか、どうやってんのかよく分からんが、なんか納得しちゃう感じ。このさじ加減がたまりませんね!設定厨になりすぎず、ちゃんとエンタメしてるのがもう天才的だわ。

複雑怪奇な設定なのに、何故か分かりやすい。キックで覚醒とか、トーテムで夢と現実を判断とか。謎の説得力。凄まじいフィクションパワー。


夢ミルフィーユの2層目かな?無重力でフワフワしながらバトルするとこ。ぐるぐる回る画面が観てて楽しすぎました。

階層を重ねるほどに時間経過が伸びていく設定とか、めちゃくちゃ上手く使いこなしてる。ディカプリオの夢で過ごした50年という重さや、単純なミッションのタイムリミットに利用したり、最後にさらに深く潜ってサイトーを救いにいった時のシワシワ顔が物語る重ねた年月の重み。渡辺謙もおじいちゃんになってしまって、新聞の字が小さすぎて読めない!って怒ってると思うねあれは。

あと最後に映った机で回るトーテムとか、マジたまんねーですね。ラストが好き。こういう終わり方ほんと好きです。

テネットは明日みるかー。みれるかなー。
普通にゾンビ映画とかにするかも知れん。