エジャ丼

インセプションのエジャ丼のレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.4
「お前の頭へ侵入する。」

人が最も無防備な状態=夢を見ているとき、潜在意識に潜入し他人の秘密を盗む犯罪のスペシャリストであるコブは、その手法はスパイが暗躍する世界で重宝する一方、それにより最愛の人を亡くし、自身が犯人として指名手配されていた。そんな中、失った人生を取り戻すミッションをサイトーが持ち掛ける。その名は『インセプション』、他人にアイデアを盗むのではなく、"植え付ける"、という、非常に困難なミッションだったが…。

まーー内容が複雑。設定が細かい+細部までは解説されていないので、一回観るだけでは満足できる映画ではないかもしれない。ただ、逆に理解してしまえば素晴らしい、内容の濃い映画だったといえると思う。完全に楽しむには何回も観ないといけないかも。誰しもが見る夢だけど、「他人の夢の中に入る」「夢の中でまた夢を見る」なんてよく思い付いたな、そしてそれを映画にしちゃう想像力と発想力すごい。それにしてもディカプリオのスーツ姿超カッコいい。

追記:6月6日再鑑賞
自分の解釈が合っていれば、特に矛盾はなく理解することができた。設定が複雑で、物語の全てを描かないのでどうしても初見では謎が残ってしまうのが、それだけ作り込まれた映画だというのは間違いない。