コマミー

インセプションのコマミーのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.0
【傷心と向き合う旅】

※久々に"IMAX"にて映画を鑑賞しました。


「テネット」が一ヶ月後にいよいよ公開される。「メメント」や今回の「インセプション」、「インターステラー」と「ダンケルク」など、ノーランの"時間に対する定義"の集大成となる作品だ。
「テネット」を鑑賞する上で一番観ておきたいのが、この「インセプション」である。「インセプション」の意味は、基本は「始まり」と言う意味らしいが、「植え付ける」と言う意味でもとれるらしい。

ディカプリオ演じる男たちの任務は"ある企業を潰すこと"。夢の中を使い、ある企業家の親族の足取りを掴むため、日本人の"サイトウ"などの手を借り、"何段階もの夢の穴"に忍び込むのである。
だが、当然そこだけでは終わらなく、物語はもっともっと"深いところ"に突入するのである。

この物語で決め手なのは、ディカプリオ演じる男にある。
ある出来事がきっかけで、「傷心」を抱え、そのせいで任務に支障をきたすこともしばしば。←実はこの男の「傷心」が、この作品のトリックの決め手となる。
当然、詳しくは言えない。そして、あえて言うならば、この作品では「傷心と時間軸」がテーマになってること。

この二つが合わさることにより、どうゆう結末が待っているのか…。

「テネット」にどう繋げているのか…。

最新作公開前に、確かめてもらいたい。
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