zawa

インセプションのzawaのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます


ずっと気になってはいた作品、
IMAXで観れた!最高。

これ見る数日前にインターステラーも観てて
期待しかなかったけど、すごいね、ノーラン監督。

アクションってあまり興味ないけど
これでは飽きたり嫌な感じもなく、
むしろ車が落下してるとことか
あれがあるから面白いわけで、
すごいよかった!

やっぱり彼は無機質的な化学とかそういうものと
人間のuncontrollableな性みたいなものを
掛け合わせるのが天才的。拍手。

エンターテイメントとしても
個々へのメッセージとしても
ものすごく強力で魅力的。

死んだ妻も、なんか他人事じゃないというか、
私も同じようなもんだと客観視して感じた。

何かに絶望してたり、死にたくなったり
するとき、(究極的に他の全てもだけど)
私たちは”植え付けられた”世界を生きてる。

自分の意思とは無関係に
潜在意識をつくりあげて、
そこに入り浸って、
入り浸ったこともわからず
そこで死んでいったりする。

現代の技術で彼らみたいに
夢に入り込むことはできないけど
多分私たちは無意識にそういうことをやってる。

誰かの潜在意識に何かを残して
その人の世界を構成する住民になってるし
私たちの潜在意識も今まで出会った人や
見たものに入り込まれて(入り込んでもらって?)つくりあげられてるのだと思う。

潜在意識を聖域みたいに
無人の純粋無血な場にすることは
おそらく無理だと私は思うけど
無法地帯にしておくのも違うと思う。

この映画を通してまずその存在にきづくこと、
その危うさと歪みを認識することで
何か変わったり監督が意図した
何かがわかるようになるのかもなー

潜在意識のどこかで、
誰かに殺して(起こして)もらうことを
願ってる何かがあるのかもしれない。
zawa

zawa