zawa

花束みたいな恋をしたのzawaのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

小説みたいな映画だったなあ。
そしてこの映画自体も花束みたいな作品だ。

読む人が一文字一文字を目で追って
言葉をとりこんでいくみたいな、

ずっと読んでたらいつのまにか
手に馴染んできてた文庫本みたいな、
そんな映画だった。

それにちょうど私世代は年齢的に
グッサグッサくる人多いだろうなあ笑

絹ちゃんの「そういうことじゃない」感
もすごいわかるけど、
麦くんの、仕事に忙殺されていく自分を
肯定するしかやってけないのもわかる。

誰かが悪いわけではないのに
自分ができないことを楽しんでる人に
むしゃくしゃしちゃう気持ちも分かる。

「5年頑張れば楽になるよ」
とかね、よく聞くよね。

何か共通のものに引き合わされるけど
それがこの世界でいう結婚や
ハッピーエンド、ゴール、、
とは限らないんだよね。

背中越しに手を振る似た2人でも
どちらかが見てなければそれは
2人のものにならないし。

固有名詞が多く使われることで
話題になってる今作だけど、
その沢山使われてる本、音楽、
漫画、ファミレス、場所…
それが全部【花】みたいな役割をして
2人はその度どこかでお互いを思い出すのかな。

きゅんきゅんしたり泣けるポイントは
あえてここに全部は書かないけど
ガスタンクとミイラに興奮できる
相手最高だな!!笑笑
私、ガスタンクオタクとかいたら
一気に気になっちゃう笑
zawa

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