シュンゴ

ホドロフスキーのDUNEのシュンゴのレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
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300年と1年を繋ぐ、魔法使いのユニバースへのまなざし


アレハンドロ・ホドロフスキーという濃キャラタロット使いの主人公が、大クセの仲間達をドラクエ的に集め、偉大なる芸術で現世を超えようとしてカネという魔物のブレスにあっさり焼かれる。
その過程と遺された火種を収めた寓話のようなドキュメンタリー
そして何よりホドロフスキーという人間そのものを活写した映画

それだけで殆ど画が出来上がってしまうほどの目のキラメキ 80超えたジイさんとは思えない

「私は後300年生きたい、いや、一年で死ぬかもしれない」
圧倒的な志とそれに伴う人生への視力があれば、時間の相対性をより明白に捉えることができる。
宇宙をつかまえて脳の中にいれこむホドロ爺さんにとって、300年も1年も違いはないのだ!

勝手にしやがれの
「私は不死となって死にたい」という台詞を思い出しました。