ショウコ

華魂のショウコのレビュー・感想・評価

華魂(2013年製作の映画)
2.9
変な映画でした
ジャケのラフレシアみたいな植物は、主人公が酷い仕打ちを受けるたび心象風景の様にドアップで映り徐々に開いていきます🌺んでストレスゲージMAXになると全裸ダンスを経て彼女の頭の上にポンと出現する。学校のイジメ女グループ、教師、親に対する怒りの蓄積と重ねてるんですね

…と思ってたんですけど、キレた主人公を見たイジメリーダーの「頭に何つけてんだよ」って台詞で狼狽える。このお花、どうやらイメージじゃなくて現実世界にちゃんと存在し他人にも視えるらしい…どっから発生したんだよ!✋
そこからは先生が巨乳ふり乱したりモップを股間に突き刺したり「その目が嫌いなんだよ!」と眼球引き抜いたり…教室が血みどろのエロカオスになる。でも本人が手を下すのではなく不思議なパワー(花粉?)によって周囲の人間が理性を失うという、カタルシスを得るには微妙なタイプの覚醒でした

3分の2あたりまでひたすら理不尽かつバラエティ豊かなイジメを見せられるわけですけど、「お願いゆるして」ではなく「離せちくしょう!」って強気な感じが日本っぽいなと思った🤔その調子で股にカッター突きつけられたりするので、同情を煽るというより性癖を刺激する為の設定に見えた

ワザと燃えないゴミを出して突き返され「ご近所さんがいぢめる〜」と悦ぶママ×レモンパパの生ゴミプレイや糸電話プレイ、返り血をビニール傘でガードなどギャグそのものなんですが…コメディというわけでもなさそうで見方が良く分からない。やたらおっぱいと陰毛が出てましたけどもしかしてエロ映画だったのか?

テンポは異常に緩やかです。長回しが多いのですが意味あってのものではなく、単に編集が面倒だからだろうなと思った。ジャララーンって気怠いギターの音は◎
何かと「惡の華」を彷彿とさせます

え…続編あるってマジっすか…
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