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ソウルガールズのrage30のレビュー・感想・評価

ソウルガールズ(2012年製作の映画)
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「アボリジニのガールズグループがベトナム戦争の慰問に行く」
このあらすじを聞いただけでも、興味をそそられるし、これまで知る機会のなかったアボリジニの差別の歴史も知れて良かったです。

個人的にはクリス・オダウドが演じるデイヴと、三姉妹の長女のゲイルのロマンスにグッと来ました。
クリス・オダウドの情けない感じは感情移入せざるを得ないし、常に仏頂面でいたゲイルが段々と綺麗に可愛らしくなっていくんですよね。
メイクのおかげなのか、演技のおかげなのかは分かりませんが、物語の進行と共にヒロインが可愛くなっていく映画に外れはありません。

細かい不満を挙げれば、もっと戦場ならではのスリルが欲しかったし、各人物をもっと掘り下げて欲しかったな~と思います。
濃い味の映画を想像してたので、少し物足りなさはあったかな。

ただ、その分、老若男女に見易い作品になったと思うし、90分という尺も手伝って、家族や恋人と見るには丁度良い作品でしょう。
ミュージカルではないけど、気軽に楽しめる音楽映画をお探しの方にはオススメです。
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