ゆう

ダラス・バイヤーズクラブのゆうのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.5
余命30日と知ってから、クソッタレ、今に見てろと言い、泣く時は1人で泣いて、自分で調べて勉強し、いろんな国へ行き、薬を売り捌く。違法だけど、行動力はすごくかっこよかった。

薬は個人差があるし、治験もしないといけないし、すぐにこれが効果的ですって言えないから難しいとしみじみ感じた。そこで製薬会社と病院が癒着したら、お金儲けにしか興味がなかったら、すごく怖い。
だからって違法行為をしていい訳ではないけど、偏見や圧力がある中で少しでもエイズに効く薬を広めようと闘って、だんだんお金儲けだけではなくなるロンの姿がかっこよかった。
レイヨンともハグできるようになって、レイヨンが亡くなった後、自分の車を売ってまで薬を用意するロンにじーんとした。

死なないために生きているようなものだ、カウボーイになりたい、子どもが欲しい、
ロンが女医さんにポツリと話すところが切なかった。
余命30日がその後7年も生きたロン、その後、AZTだけではなく他の薬も使われるようになったと知って、ロンやレイヨンがしたことがつながって今があるんだと思うとやっぱりかっこいいと感じた。

マシューマコノヒーの激やせ姿が、リアルですごい。そこもかっこいい。
ゆう

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