ゆう

悪魔はいつもそこにのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

終始暗く不穏な空気感。出てくる人がみんな最低だった
トムホ演じるアーヴィンがまともに見える。

犬が酷い目に遭ってから見るのがつらかったけど、アーヴィンが父親との思い出を胸に大切な人達のために行動する姿は良かった。
神への信仰で確かに救われる人はいるけれど、人を傷つけてまで信仰したり押しつけてほしくはないなと思ったし、いくら祈っても死は必ず訪れるし悪いことが起こるときは起こると思う。
でも何かを信じたい、神を信じたい気持ちも分かる気がした。
信仰ってその人の捉え方や感情が強く影響するだろうし、尊くて怖いものだと感じた。

関係がないように見える人達がだんだんと巡り合わせ繋がっていく因果応報とも思える展開は面白かったし、神の仕業のようにも感じた。
父親のことを少し理解したようなラスト、許されるかな、またおばあちゃん達に会えるかなと考えるアーヴィンは少し救われたのかな。
アーヴィンがジャックをきちんと弔えたことが一番良かった。

見るシーン見るシーン、俳優陣が豪華でワクワクした。
ロバートパティンソンの牧師様が最低すぎてびっくりしたけどかっこいいからズルい。
ハリーメリングさんの印象がすごく残る演技、怖かった。
ゆう

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