ねつき

ダラス・バイヤーズクラブのねつきのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.1
「自分の体になにを投与するか決めるのは俺だ」

私が良い映画かどうか判断する基準が、自分を投影し感情移入できるかどうかが多くを占めているからよくわからんスコアになるんだよな。まあ全てその限りではないが。

偏見とか、辛いから本当もうやめよう。ホモもレズもバイセクシャルもトランスジェンダーも、みんな等しく人間なんだからさ、優しく生きようよ、と思いながらも自分とはどこか違う世界の話で、観ているというより眺めているという感覚で進んでいった。

コロナ関係でめくるめく現状が変わる中、結局私は決められたことに従うしかなくて、そういう「法」とか「制度」とか偉い人が決めたものの中で生きていく末端なんだなって日々感じているんだけど、そういうところに疑問を持って戦える人って本当にすごい。私もそうなりたい……いやそれは嘘かもしれない。そこまでの活力が生まれてこないのは、私が今までも今も特に不自由なく生きているからだろう。飢えから生まれる活力。私にはそれがない。映画の主人公にはなれない。お気楽人間だ。次の選挙も、いくかわからないな。自分の近くのものを大切にできればいいと思ってる。身近にあるものを大切にしたい。とか言って、都合い〜。
ねつき

ねつき