20歳の誕生日を迎えた北川冴子は、突然薄暗い森の中に迷い込んでしまう。
パニック状態で歩き回っていると、森の奥の廃墟から血塗れの男が飛び出して来て目の前で絶命し…。
都市伝説“紫鏡”を描いたホラー。
むかーしむかし・・・ 小学生の頃かな?
紫鏡という言葉を20歳まで覚えていると死ぬという、そんな話を聞いたことありました。
この作品は、そんな都市伝説『紫鏡』を題材にした映画です。
未だに映画になっていることにまず驚きである。
舞台は森の中の廃墟。
設定上は異世界ということになるのだろうか。
内容は、主人公がフと気づいたら
見知らぬ森の中にいて、ここどこよ? というところから始まるのだけど、なかなか雰囲気はありました。
異世界に閉じ込められた台詞棒読みの登場人物たちが、助かる方法を模索しながら勝手にぱたぱた死んでいきます。
登場人物が間髪いれず突然死していくので、殺人鬼こそいないがスラッシャームービーの赴きもある。
個人的にはキャーキャーうるさいのが嫌いだが。
内容と役者はいまいちだけど、グロシーンは目玉や臓物が飛び出したりといろいろがんばっていた。
もっと登場人物を堀りさげた方がよかったような気もしますが、説明のない不条理さが結末を期待させます。
ちなみに大丈夫だと思いますが、もし20歳になる前で、『紫鏡』って言葉を覚えていて、それでこの映画を見てしまって不安になってしまわれた方がいらっしゃったら、私は20歳超えるとき『紫の鏡』って言葉はバリバリ覚えてましたが、全然何事もなかったので安心してくださいね!
それでも不安だという方は、「白い水晶」という言葉を同時に覚えてれば死なずにすみます。