スリルを楽しむ売春にハマった 17歳少女と、家族（義父/母/弟）やクラスメイトらとのインタラクション。メインテーマの一つ、「若い女性に溺れる高齢男性と、それを受け入れる高齢の妻」という中高年男性幻想、2010年代フランス映画界でもまだ根強いんやな。観終わっての第一印象は、上手に 90分にまとめられた映画、ということ。四季に基づく 4部構成のストーリー、各部（第2部「秋」以外）の最後に内容とシンクした歌詞のシャンソン、「不満足な初体験」からのスリル楽しみ売春、ランボーの詩をディスカッションする高校生たちという背景、義父への性的挑発、性に目覚めつつあるローティーンの弟とのセックストーク、百戦錬磨の売春の後でクラスメイト男子の前で清楚な乙女を演じること、などなど、既視感強く映画教科書のようなネタが満載だが、すーっと観れる。PHS みたいな携帯が出てきたので、製作年から 10年くらい遡った設定かと思ったが、終盤で iPhone が出てきた。未成年のネットアクセス制限のためとかの携帯？
