ぼぶ

なんちゃって家族のぼぶのレビュー・感想・評価

なんちゃって家族(2013年製作の映画)
4.1
声出して笑えて、わりと終始エロくて、みんないいヤツで、でも何か憎めないし…むしろだんだん微笑ましくてクセになる…あれ、これ映画としてすごく良い塩梅じゃない?笑

ショボい小パケの売人のおっさん、身体は売らないプライドはあるけど男に全財産持って逃げられた場末のストリッパー、アホの童貞純朴少年、かわいいホームレス家出少女の4人が、麻薬密輸のために家族を装ってキャンピングカーで旅しつつ、麻取の家族とハラハラ仲良くなったり、ギャングに追われたりする中で、偽家族だったはずが段々と絆が生まれて…というお話。

やー、赤ちゃんと偽ってたハッパの束をぶん投げて車に轢かれたとことか、偽夫婦がケイシーにお説教するとことか、いくつもいくつも声出して笑ってしまうシーンがあって、正に草生えましたwww(多分これみんな言うんだろうな

でもふんだんに笑いとエロを詰め込んでるにも関わらず、初めは顔合わせるだけでギスギスしてたのが、やがて一緒にいないと…ってなっていき、最後それぞれの良いところを語れるくらいになってるのはすごくハートが温まった。
勝利の音楽とか、父親らしい話、母親らしい話、夫婦の馴れ初めの話、どれも素敵だった。

あとみんなキャラが立ってて、ちゃんとそれぞれが活躍している脚本も良かった。
そんな簡単に(そうでもないけど)国境突破したらすぐお話終わっちゃう!(から、きっとこの後色々起きるぞ〜)という観方が出来るのも楽しかった。

下ネタ&圧倒的スラング祭りな(特にジェニファー・アニストンはガツンとくる)ので、観るTPOは選ぶかもしれないけれど、こういうのをガハハ…でも良い話だね。って観れる女の子と観たら、僕も大火事になりそうです。
終わり方もナイスカメラアングルでした。

“A”には、2つ意味があると学べる一作。
ぼぶ

ぼぶ