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機動戦士ガンダムUC/episode7 虹の彼方にのslowのレビュー・感想・評価

4.4
「"父親"ってのは、
 いつも一言足りないのさ。」

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私は昔のガンダムをあまり知らない。
そもそもハマらなかった理由は
「話が難しい」この一言に尽きる。

でも『ガンダムUC』は
分かりやすい答えを提示してくれる。

"大人達の戦いは難しそうに思えて、
簡単な事を遠回しにしてるだけ…"だと。

この分かりやすい回答のおかげで
モヤっとしてた疑問は綺麗さっぱり消えた!

"世代交代"をテーマとしながらも、
本作はガンダム初心者を繋げる
「架け橋的存在」でもあり、
にわかの身にはありがたかった!泣

そして本作での最大の魅力は
"女性キャラの存在"ッ♪(o≧▽゜)o

私が『SWフォースの覚醒』や,
近年の「DC映画」が大好きな理由も
ここに当てはまる♪
魅力ある女性キャラがいるから、
戦う男達は輝けるのだッ!♪

しかし、残念な部分はある。
最後はファンタジーな力技と綺麗事で
うまく片付けられた感は否めない…。

ですが、初代のナレーターを務めた
永井一郎氏が亡くなるまでに
「最後の戦いを見届けて亡くなる老人」を
演じる事ができたのは制作時期的にも
奇跡だったと思うし、とても感慨深い。

彼の"声"で始まった一つの物語は、
彼の"声"と共に幕を下ろす…。

そして、バトンはまた受け継がれる。
初めてガンダムを見た少年のように、
"二つの流星"を見た我々が、
次の新しい時代を紡ぎだす。

フロンタルが言った言葉のように。

「"奇跡"もまた繰り返す…」

これは変わらない事への皮肉なのか。
それとも希望を込めた祈りなのか。

その言葉をどう受けとるかは
本編を観たアナタ次第ッ‼
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