実際の事件は知らなかったけど、実話をベースにした本作。
描いているのは、最後まで重くて暗い孤独。
風景が寒々しいのも、フォーカスがブレるのも終始不安感が漂う。
ほっこりが兄のシーンだけにクライマックスの失望感が半端ない。
ヒゲの感じといい、ハゲ方といい、途中からマキタスポーツに見えてきてしまったけどw、アニキ超いい奴なんだよ!
手の甲じゃ足りず毛むくじゃらの腕にまでマジックでメモしてるから、腕毛がからまって落ちなさそう…とか無駄な心配したよね。
スティーヴ・カレルの冷血な表情が初めから最後まで不気味で凄みがある。
40歳の童貞男とか、リトルミスサンシャンのその人とは思えない。
全然関係ないけど、今週無料版の花男読んでたところなので、個人的に大金持ちの孤独を思う一週間でしたw
作品賞とか脚本というより、個々の演技が素晴らしい。