るる

GODZILLA ゴジラのるるのネタバレレビュー・内容・結末

GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラへのリスペクトが感じられる作品。英語にするとGOD・ZILLAだなんて、できすぎてるよね。

真珠湾攻撃に、中華街での戦いに、最後に核爆発させてしまうアメリカに、先の戦争の過程をなぞっているあたり、サスガ、ハリウッド様である。

気になるのは、続編、核が落とされた後の世界をどう描くのかということ。

テレビ越しに怪獣を見る描写が多いのは、9.11や3.11を呆然と見ることしかできなかった私たちを彷彿とさせる。

目の前の戦争被害をそっちのけで「おお…ゴジラが」とか言ってる日本人はとっても日本人らしいノンキさだし、地震と原発から始めるあたり、今の日本じゃできないことをやってのけるそこに痺れる憧れるし、父息子の王道物語、アメリカ兵の苦悩の物語とキッチリ抑えてるのが本当に見事。

初めて、心から、ハリウッドすげえって思った。格の違いを見せつけられた。企画の、ストーリーのスケールが違う。圧巻であった。渡辺謙、日本人代表として出演してくれてありがとう。
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