先日鑑賞した「灼熱の魂」の凄まじさに圧倒され、ヴィルヌーヴ監督の他の作品も観てみたいと思いました。
何人かのフォロワーさんのオススメめもあって本作を鑑賞。
またしてもヴィルヌーヴ監督の世界にどっぷり浸かってしまいました。
幼い娘が誘拐され失踪。
容疑者を前に父親は理性と冷静さを失う。
その姿はまさに狂気。
暴力的なシーンに思わず目を伏せてしまいました。
もし同じようなことが自分の身に降りかかったら…と考えてしまう。
被害者が加害者になる恐ろしさ。
人間はいつだって罪人になれる。
まして、愛する者のためなら罪を犯すことにも恐れを感じない。
そんな激しい行動に、私は心から震え上がりました。
観終わってから、皆さんのレビューをたくさん拝見しましたが、宗教色が濃い作品だったんですね。
そんなことにも気づかないで観ていた私。
お恥ずかしい。笑
だから途中難解に感じたんでしょうか。
深いところをよく理解出来ないまま終わってしまった気もします。
そのことを踏まえて、もう一度観直してみようかと思いました。(←真面目)
ラストは秀逸。
この締め方は好きです。
