ジュラシックワールド 炎の王国に向けて復習
初期のジュラシックパークをおぼろげに見た記憶がある程度で当時リブートの本作を観たが、最高に面白かった。
いつまでたっても同じ過ちを繰り返す馬鹿さ加減は目立つとの声があるが、まあ現実の至る所でもそうだし、なんら違和感はない。逆に、この馬鹿さ加減が今の資本主義社会の人間ってな感じがする。
いち来園者の視点でパニックを感じられたり、上層部の視点で内部の裏が垣間見れたり、ヒーローとヒロインの視点で活劇をみれたり。とバラエティに富んだ内容で、見ていてお腹いっぱい。だが、興味は維持されて食傷気味にはならない。いい塩梅。
怪獣パニック映画は、展開が受け身ばかりになってしまうのは必然であり、そこを逆にこちらから対処していこうという展開は最高だった。特に、兄弟2人とクリプラ&ブライスのクロスカッティングは英断すぎる。
そして、恐竜VS恐竜。もうこれ最高やんけ。こういうの見たいんだよ。他にも、沢山の一般人を巻き込むケイオス状態の大パニックシーン。これも特撮ぽくてイイネ〜。最高ヨ〜。
⬇︎劇場鑑賞当時(2015.08.05)
今ハリウッドで人気な"自分が作り出したものが暴走する"というストーリーのジュラシックワールド。
最近この手のストーリーが多すぎて陳腐になりそうな感じですが、ジュラシックワールド内の魅力を前半で見せに見せますから、悪党が如く「こんなに人がいっぱい来て…いったいどんな死に様が…」なんて思えたりします。
ジュラシックワールドには色々な面白さが詰まっていて、恐竜の暴走による緊迫したシーン、今作の敵役の人間とクリスプラットとブライスダラスハワードの可愛いやり取りなど色々ありますが、
私が突出して良かったなぁと思えるのが恐竜と人間の異生物間での絆。
ラストは何故か哀愁を感じさせるシーンみたいでジーンときてしまった…
なんだかんだ言って、利益だけを求めてしまった人間がいけないんですよね。二度も惨劇を味わい、今でも一触即発な懲りない戦争などもこういう部類に入ると思います。戦争の悲惨さを忘れて先入観でやってしまうとあとあと凄惨なことに…
2時間という尺を余すことなくジュラシックのために使った感じが滲み出てて良作でした!コリントレヴォロウのスピルバーグ気質もかなり良いかも。
キャストのクリスプラットとブライスダラスハワードかなりのお似合いです。リアルで関係持ったら自分が本当にうっとりしてしまうかも。
ブライスダラスハワードってロンハワードの娘さんなんですね!びっくり!