三回号泣した。
「私もこうやって、大切なものを忘れながら大人になったんだろうな」と懐かしんで。
「大切な人から悲しみを遠ざけようとして、逆に傷付けてしまったっけ」と身につまされて。
「私の人生も、捨てたものじゃないかも」と力付けられて。
端から見れば小さな悩みは、当人にとっては大スペクタクル。そんな当たり前で、でも誰もが忘れてしまうことを、思い出させてくれる。どんな感情も間違いも否定せず、最後には文字通り包み込んでくれる。だから見始める時に、笑っていても、落ち込んでいても、イライラしていても、必ず笑顔でエンドロールを迎えられる。
これは誰にとっても「私の物語」だ。比喩ではなく。
あ、Blu-rayに収録されている『ライリーの初デート?』も必見。分かる、分かるぞお母さんお父さん、その気持ち。