ふき

インサイド・ヘッドのふきのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
5.0
三回号泣した。
「私もこうやって、大切なものを忘れながら大人になったんだろうな」と懐かしんで。
「大切な人から悲しみを遠ざけようとして、逆に傷付けてしまったっけ」と身につまされて。
「私の人生も、捨てたものじゃないかも」と力付けられて。

端から見れば小さな悩みは、当人にとっては大スペクタクル。そんな当たり前で、でも誰もが忘れてしまうことを、思い出させてくれる。どんな感情も間違いも否定せず、最後には文字通り包み込んでくれる。だから見始める時に、笑っていても、落ち込んでいても、イライラしていても、必ず笑顔でエンドロールを迎えられる。
これは誰にとっても「私の物語」だ。比喩ではなく。

あ、Blu-rayに収録されている『ライリーの初デート?』も必見。分かる、分かるぞお母さんお父さん、その気持ち。
ふき

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