脳内ポイズンベリーから遅れること5年。
監督がパクったかどうかはまああまり気にならない。
こういう脳の擬人化はよくある話やしね。
ピクサー作品を観ていつも思うのは、脚本が本当によく出来てるなあ、ということ。
この作品でも、正直言ってキャラはあまり可愛くない。
なんか割と適当に見える(笑)
まあワザとそうしてるのだろうが。
でも最初にカナシミを役立たずの邪険にしておいての、前振りからの…とか、
何故か急に思い出すCMの歌とか、
ビンボンの役割と最後とか、
本当によく出来てるなあといつも思う。
ただピクサーにしては珍しく、帰ってくるアイデアについては、無理矢理感がある。
でもそれも勢いでうまく誤魔化し、最後のハイライトとしている。
エンドロールもまあまあ楽しい。
ただこれ、感情だけを並べてるけど、理性どこ行った?
大脳旧皮質だけやなくて、新皮質の部分抜けてるのは、まあわかりやすくするワザとなんやろうけど、新テーブルになった時点で新キャラとして登場しても良かったのでは。
もしくはたまに出て来る上位キャラとか。
脳や記憶の仕組みを説明する教育ビデオとしても有効だが、理性の部分だけは抜けてるのが残念。
ヨロコビが何故か司令塔してるのが、アメリカンな感じ。
そしてムカムカとイカリは分ける必要があるの?
ここもアメリカン。
色々書いたけど、中々面白かったです!
司令部への帰り方がもっと良ければ、3.8か3.9も有り得たと思う。