サッカーと映画観るのがすき

マッドマックス 怒りのデス・ロードのサッカーと映画観るのがすきのレビュー・感想・評価

4.5
シリーズ1、2、3と観直したからには、やはり「怒りのデスロード」を観直さない訳にはいかない。
劇場公開時には2回ほど観にいき大興奮しましたが、今回は Netflix にて再鑑賞。本作は自宅でもできるだけ爆音鑑賞したいものです。なのでイヤホン突っ込んでボリュームは”なるべく大きめ”を推奨しますw

やはりサイコーですね!!
"2"も素晴らしいが、あらゆる面でパワーアップ・リメイクされた本作には、ジョージ・ミラー監督の執念みたいなものを感じます。何度目かの鑑賞でも震えます…

トム・ハーディも悪くはない。
が、欲を言えば、マックスはやはりメル・ギブソンであって欲しかったのもホンネ。あの表面的にはクールでいながら、魂は燃え燻っているかのような表情・演技がたまらんのだよ。とはいえ、おじいマックスが観たいわけでもないので、総合的には代替わりも良しとしましょう。
ちなみに、不幸がなければマックス役はヒース・レジャーになる構想もあったとか?それはそれで観てみたかった…

とはいえ、本作ではマックスをも喰ってしまったヒロインの存在がとてもとても素晴らしいのです!
自ら丸刈りを申し出たという、超絶美人なのに役者バカでもあるシャーリーズ・セロン演じる”フュリオサ”が男前すぎてマジで惚れるw
そのフュリオサを中心に、主要キャラそれぞれが背負っている宿命、夢と希望にかける思い・意思が、意外にもシリアスで重厚な物語に仕上げている。本作がこれまでのシリーズと一味も二味も違うのは、このヒューマンドラマがあったればこそ!
ただただ大型トレーラーで荒野を爆走、結局行って帰ってくるだけの道のりが、ドラマチックな”FURY  ROAD"と化すのです!!

”サンダードーム”で不評であったであろうカー・アクションは、本作ではこれでもか!というほど盛りだくさん。
その過激さとスタント危険度もパワーアップ。槍投げで爆破したり、物干し竿でビョンビョンしたり、相当イカれてますw

キャラ・メカデザイン、設定も秀逸。
ウォー・タンク、カッコイイ!あのアクセル固定するときの踏み込みが好きです!
インターセプターも復活!(ほぼ見せ場なかったけど…)
ステアリングってそうやって持ち運んだり、着けたりするモノ?w
”輸血袋”ってまんま人間かよw
ボーイズは口に銀のスプレーかけると気合入る?何それw
タンクの後ろでギターかき鳴らすヤ〜ツ!
いったい、どっからこんなにもハチャメチャなアイデアでてくんでしょうねー?!www

スミからスミまで「マッド・マックス ワールド」全開 !
このシリーズ集大成を観ずして、バイオレンス・アクション映画は語れないのです!!